内部統制報告制度(J-SOX)
ないぶとうせいほうこくせいど / Internal Control Reporting System (J-SOX) / 法令とガイドライン
内部統制報告制度とは金融商品取引法に基づき、上場会社などの経営者が財務報告に係る内部統制の有効性を評価して内部統制報告書を提出し、監査人がその監査を行う制度です。
通称:J-SOX(米国のSOX法になぞらえた呼び方)
「内部統制報告制度」の概要
内部統制報告制度(J-SOX)は、上場会社の経営者が、決算の数字を正しく作るための社内の仕組みが機能しているかを評価して報告し、監査人がそれを確かめる制度です。
米国で大型の不正会計事件が相次いだことを受けて導入されたSOX法にならい、日本でも金融商品取引法に基づく制度として導入されました。そのため「日本版SOX法」を略して「J-SOX」と呼ばれています。
要点
- 2008年4月1日以後に開始する事業年度から適用されています。
- 金融庁の「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準」が、評価と監査の方法を定めています。
- 2023年に基準が改訂され、2024年4月1日以後に開始する事業年度から適用されています。
制度の流れ
- 経営者が、財務報告に係る内部統制を整備し、運用する
- 経営者が、内部統制の有効性を評価する
- 経営者が、評価の結果を内部統制報告書にまとめて提出する
- 監査人が、内部統制報告書を監査する
開示すべき重要な不備
評価の結果、財務報告に重要な影響を及ぼす可能性が高い不備が見つかった場合は、「開示すべき重要な不備」として内部統制報告書に記載します。不正会計が発覚した会社では、内部統制が有効でなかったとして、過去の報告書を訂正する例があります。
会社法の内部統制との違い
会社法は業務全般の適正を確保する体制の整備を求めています。内部統制報告制度はそのうち財務報告に関わる部分について、経営者による評価と外部の監査を求めるものです。
実務のポイント
- 不正会計の調査では、内部統制報告書の訂正が必要かを監査人と協議します。
- 全社的な内部統制の評価に、内部通報制度の運用状況を含めます。
- 内部統制の不備の改善の状況を記録します。
GuardPlanでできること
GuardPlanは内部通報や違反事案への対応について、担当の割り当てと承認の記録を残すことを支援します。財務報告に係る内部統制の評価そのものは対象外です。
関連用語
参考資料
執筆:GuardPlan編集部 最終更新日:2026年11月4日