監査役・監査等委員会
かんさやく・かんさとういいんかい / Audit & Supervisory Board/Audit and Supervisory Committee / 体制と役割
監査役は、取締役の職務の執行を監査する会社の機関で、監査等委員会は、監査等委員会設置会社において取締役である監査等委員が監査を担う機関です。
英語:Audit & Supervisory Board Member、Audit and Supervisory Committee
「監査役・監査等委員会」の概要
監査役と監査等委員会は、取締役が法律や定款に沿って職務を行っているかを監査する会社の機関です。
経営陣が関わる不正は、経営陣の指揮下にある部署だけでは扱いにくいことがあります。監査役や監査等委員会は、経営陣から独立した立場で調査を求めたり、違法な行為をやめるよう請求したりできるため、不祥事対応で重要な役割を担います。
要点
- 日本の株式会社では、監査役(会)設置会社、監査等委員会設置会社、指名委員会等設置会社の3つの機関設計があります。
- 監査等委員会設置会社は2015年に施行された改正会社法で導入されました。
- 経営陣が関わる不正の通報経路として、監査役や監査等委員会につなぐ体制が求められます。
3つの機関設計と監査の担い手
| 機関設計 | 監査の担い手 | 特徴 |
|---|---|---|
| 監査役会設置会社 | 監査役会(半数以上が社外監査役) | 監査役は取締役会での議決権を持たない |
| 監査等委員会設置会社 | 監査等委員会(過半数が社外取締役) | 監査等委員は取締役として取締役会で議決権を持つ |
| 指名委員会等設置会社 | 監査委員会 | 指名委員会、報酬委員会とあわせて3つの委員会を置く |
不祥事対応での役割
- 経営陣が関わる事案の通報を受け、調査を主導する
- 取締役の違法な行為をやめるよう請求する
- 第三者委員会の設置を求め、調査が独立して行われているかを確かめる
実務のポイント
- 経営陣が関わる通報を、監査役や監査等委員会に直接届ける経路を設けます。
- 重大な事案の調査の状況を、監査役に定期的に報告します。
- 監査役と内部監査部門の連携の方法を決めておきます。
GuardPlanでできること
GuardPlanは経営陣が関わる通報について、閲覧できる人を監査役などに限定して管理することを支援します。案件の対応状況と承認の記録を、監査役への報告に使えます。
関連用語
参考資料
執筆:GuardPlan編集部 最終更新日:2026年11月4日