コンプライアンス違反(不祥事)
こんぷらいあんすいはん / Compliance Violation/Misconduct / 対応の流れ
コンプライアンス違反とは法令、社内規程、社会規範に反する行為のことで、企業の信用や事業に大きな影響を与えるものは「不祥事」とも呼ばれます。
英語:Compliance Violation、Misconduct
「コンプライアンス違反」の概要
コンプライアンス違反は法律や社内のルール、社会の常識に反する行為の総称です。会社の信用を大きく損なうものは、報道などで「不祥事」と呼ばれます。
違反そのものに加えて、発覚後の対応が遅れたり、事実を隠したと受け取られたりすると、批判はさらに大きくなります。違反を早く見つけ、事実を確かめ、是正と再発防止まで進める一連の対応が、企業の評価を左右します。
要点
- ハラスメント、横領、不正会計、品質不正、情報漏えいなど、種類は幅広くあります。
- 発覚のきっかけは内部通報、内部監査、取引先や報道からの指摘などです。
- 発覚した後の対応が不十分だと、違反そのものより大きな信用の低下を招きます。
主な種類
| 分類 | 代表例 |
|---|---|
| 職場の問題 | パワーハラスメント、セクシュアルハラスメント、長時間労働 |
| お金に関わる不正 | 横領・着服、不正会計、贈収賄 |
| 製品・サービスに関わる不正 | 検査データの改ざん、表示の偽装 |
| 情報に関わる問題 | 個人情報の漏えい、営業秘密の持ち出し |
発覚から収束までの流れ
- 通報や発覚を受け付け、事案として記録する
- 初動で証拠を保全し、調査の体制を決める
- 社内調査で事実を確かめ、事実を認定する
- 是正措置と処分を決める
- 根本原因を分析し、再発防止策を実施する
- 必要に応じて、取引先、監督官庁、株主などに説明する
上場会社に求められる対応
日本取引所自主規制法人の「上場会社における不祥事対応のプリンシプル」は、不祥事が起きたときの対応として、根本的な原因の究明、第三者委員会を設ける場合の独立性と中立性の確保、実効性の高い再発防止策の策定、迅速で的確な情報開示の4つを示しています。上場していない企業にとっても、対応の水準を考える目安になります。
実務のポイント
- 発覚の日時と経路を最初に記録します。対応の遅れを問われたときの説明の根拠になります。
- 調査の担当者が当事者と利害関係を持たないことを確認します。
- 調査が終わる前でも、被害の拡大を止める措置は先に行います。
GuardPlanでできること
GuardPlanは違反の疑いを受け付けた時点から、調査、事実認定、是正措置、再発防止策までを一つの案件として記録し、進み具合を管理することを支援します。担当者と期限が明確になるため、対応が個人の手元で止まることを防ぎやすくなります。
関連用語
参考資料
執筆:GuardPlan編集部 最終更新日:2026年11月4日