帯域外連絡(アウトオブバンド・コミュニケーション)
たいいきがいれんらく / Out-of-Band Communication / 計画と準備
帯域外連絡とは、通常業務で使う社内メールやチャットとは別の経路で連絡を取ることで、攻撃で社内システムが停止した場合や、攻撃者に通信を読まれている場合に備えるものです。
英語:Out-of-Band Communication
「帯域外連絡」の概要
普段使っている社内メールやチャットとは別の手段で連絡を取ることです。
「帯域外」は、普段使う社内メールやチャットから独立した別の経路、という意味です。ランサムウェアで社内のメールが止まったり、攻撃者が社内メールを盗み見ていたりする場合、普段の手段で対応の相談をすると、連絡が取れないか、対応の方針が攻撃者に知られるおそれがあります。そのため、別の連絡手段を事前に用意しておきます。
要点
- ランサムウェアでは、メールサーバーや認証基盤が停止することがあります。
- 攻撃者が社内メールを監視している場合、対応方針が攻撃者に伝わるおそれがあります。
- 使用する手段と参加者を平時に決め、演習で試しておく必要があります。
必要になる場面
- ランサムウェアでメールサーバーやチャットが停止した
- 攻撃者がメールアカウントを乗っ取り、社内のやりとりを読んでいる
- 会社のID基盤が使えず、普段のツールにログインできない
主な手段
| 手段 | 注意点 |
|---|---|
| 個人の携帯電話・SMS | 番号の事前登録が必要。記録が残りにくい |
| 別ドメインのメール | 平時からアカウントを用意しておく必要がある |
| 会社のIDに依存しない連絡用サービス | 参加者の登録と、ログイン方法の確認が必要 |
実務のポイント
- 使用する手段と参加者を、インシデント対応計画に記載します。
- 年1回以上、実際に切り替えて試します。
- 帯域外連絡でのやりとりも、後から記録に残します。
GuardPlanでできること
GuardPlan Responseは、サイバー攻撃を受けても、企業が迷わず動けるための「AI危機管理室」です。
社内システムが使えない状況でも利用できる連絡手段は、GuardPlanで今後の対応を予定している領域です。会社のIDと切り離した緊急時のログイン手段を、設計の方針としています。
関連用語
参考資料
執筆:GuardPlan編集部 最終更新日:2026年11月4日