CISO(最高情報セキュリティ責任者)
しーさいそ / Chief Information Security Officer / 体制と役割
CISOとは、組織の情報セキュリティ全体に責任を負う役員または責任者で、平時の対策方針や予算案の策定に関わり、インシデント発生時には経営判断に関わります。
正式名称:Chief Information Security Officer(最高情報セキュリティ責任者)
「CISO」の概要
組織の情報セキュリティについて、経営の立場から責任を負う役員または責任者のことです。
CEO(最高経営責任者)やCIO(最高情報責任者)と同じように、「C」で始まる経営幹部の役職名の一つです。日本では専任のCISOを置く企業はまだ多くなく、CIOや管理部門の役員が兼ねている例がよく見られます。経済産業省のガイドラインは、肩書きにかかわらず、サイバーセキュリティ対策の責任者を明確に任命し、配置することを求めています。
要点
- 日本では、CIOや管理部門の役員が兼務する例が多くあります。
- インシデント発生時は、インシデント・コマンダーの任命や、重要な判断に関わります。
- 経済産業省のガイドラインは、経営者がセキュリティ対策の責任者を置くことを求めています。
平時と有事の役割
| 場面 | 主な役割 |
|---|---|
| 平時 | 対策方針と予算の決定、リスクの経営層への報告、体制の整備 |
| 有事 | 経営トップへの報告、対策本部の設置の提案、インシデント・コマンダーの任命、公表や報告の判断への関与 |
インシデント・コマンダーとの違い
CISOは結果に責任を負う立場で、インシデント・コマンダーは個別の事故の対応を進める立場です。CISOが細かな調整まで担うと、経営判断に必要な全体像を把握しにくくなります。役割を分けることで、判断と実務の両方の質が上がります。
サイバーセキュリティ経営ガイドラインとの関係
経済産業省とIPAの「サイバーセキュリティ経営ガイドライン Ver 3.0」は、サイバーセキュリティを経営課題と位置づけ、経営者が責任者を置き、対策を指示することを求めています。CISOはその責任者にあたります。
実務のポイント
- CISOの不在時に判断を代行する人を決めておきます。
- 経営会議でのセキュリティ報告の頻度と内容を定めます。
- 有事の権限(費用支出、業務停止の判断)を事前に明文化します。
GuardPlanでできること
GuardPlanは、CISOや経営層が、対応の進み具合、報告期限、未承認の判断を確認しやすい画面で支援します。細部の調整に入り込まずに、経営として判断すべき事項に集中できるようにします。
関連用語
参考資料
執筆:GuardPlan編集部 最終更新日:2026年11月4日