机上演習(テーブルトップ演習)
きじょうえんしゅう / Tabletop Exercise / 計画と準備
机上演習とは、架空のインシデントのシナリオをもとに、関係者が実際の役割で判断と行動を議論し、計画や手順の不備を確認する訓練です。
英語:Tabletop Exercise(略称:TTX)
「机上演習」の概要
架空の事故のシナリオをもとに、関係者が会議室などに集まり、「このとき自分なら何をするか」を話し合いながら、計画や手順の不備を確かめる訓練です。
実際にシステムを止めたりせず、机の上(テーブルトップ)で議論するため、この名前があります。実際にやってみると、「連絡先が古い」「公表を誰が決めるか決まっていない」といった、計画書を読むだけでは気づかない問題が見つかります。
要点
- 実際のシステムを使わないため、業務を止めずに実施できます。
- 計画書を読むだけでは見つからない、連絡先や判断者の不備が明らかになります。
- 経営層が参加することで、事故時の判断を事前に経験できます。
進め方の例
- シナリオを提示する(例:月曜日の朝、複数の端末に脅迫文が表示された)
- 状況の変化を段階的に追加する(例:患者情報の流出をほのめかす連絡が届いた)
- 各段階で、誰が何を判断し、誰に連絡するかを議論する
- 振り返りで、計画や手順書の改善点をまとめる
演習で見つかる典型的な課題
- 緊急連絡網の連絡先が古い
- 公表を誰が決めるのかが決まっていない
- 社内メールが止まった場合の連絡手段がない
- 報告期限を誰が管理するのかが決まっていない
実施の頻度
年1回以上の実施が一般的です。担当者の異動や組織変更、計画の改訂の後にも実施すると、変更が機能するかを確認できます。
実務のポイント
- シナリオは、自組織で起こりやすい事故から選びます。
- 経営層と、法務・広報・現場部門を参加者に含めます。
- 結果は事後レビューと同じ形式で記録し、計画に反映します。
GuardPlanでできること
GuardPlanの演習機能は今後の対応を予定しています。現在は、演習で見つかった役割や手順の改善点を、プレイブックや役割の設定に反映する使い方を想定しています。
関連用語
参考資料
執筆:GuardPlan編集部 最終更新日:2026年11月4日