事後レビュー(振り返り)
じごれびゅー / Post-Incident Review / 対応の基本
事後レビューとは、インシデント対応の終了後に、経緯と対応を関係者で振り返り、計画や手順の改善点をまとめる取り組みです。
英語:Post-Incident Review/別称:教訓(Lessons Learned)
「事後レビュー」の概要
インシデントの対応が一段落した後に、何が起きたか、対応はうまくいったか、何を改善すべきかを関係者で振り返ることです。
英語では Post-Incident Review や Lessons Learned と呼ばれます。目的は担当者の責任追及ではなく、計画や手順、体制の弱点を見つけて直すことです。振り返りを行わないと、同じ原因の事故や、同じ対応の混乱が繰り返されます。
要点
- 目的は責任の追及ではなく、仕組みの改善です。
- 振り返りの質は、対応中の記録の質で決まります。
- 改善策には担当者と期限を設定し、実施を確認します。
振り返る項目
- いつ気づき、いつ誰に報告したか(時系列)
- 判断が遅れた、または迷った場面はどこか
- 連絡先や手順書に不備はなかったか
- 報告期限や本人通知は適切に行えたか
- 再発防止のために何を変えるか。誰がいつまでに行うか
責任追及にしない理由
個人の責任を問う場にすると、次回から報告が遅れたり、事実が隠されたりします。「仕組みのどこを直せば防げたか」に焦点を当てることで、組織の対応力が上がります。
記録との関係
時刻付きの記録がなければ、正確な時系列を後から再現することは困難です。同じ記録は、監督官庁や監査人への説明にも使われます。
実務のポイント
- 対応終了後2週間以内を目安に実施します。記憶が新しいうちに行います。
- 結果はインシデント対応計画とプレイブックの改訂に反映します。
- 経営層にも結果を報告し、必要な投資の判断につなげます。
GuardPlanでできること
GuardPlan Responseは、サイバー攻撃を受けても、企業が迷わず動けるための「AI危機管理室」です。
GuardPlanでは、GuardPlan上で扱ったタスク、判断、承認、連絡が、時系列の記録として残ります。振り返りの際に記憶や個人のメモに頼らず、実際の経緯をもとに改善点を議論できます。経営層向けの報告書の作成も、記録をもとにAIが下書きを支援します。
関連用語
参考資料
執筆:GuardPlan編集部 最終更新日:2026年11月4日