RACI(役割分担表)
れいし / RACI Matrix / 体制と役割
RACIとは、作業ごとに実行責任者(R)、説明責任者(A)、相談先(C)、報告先(I)を割り当てて一覧にする役割分担の手法です。
正式名称:Responsible(実行責任者)、Accountable(説明責任者)、Consulted(相談先)、Informed(報告先)の頭文字
「RACI」の概要
作業ごとに「誰がやるか」「誰が最終的に決めるか」「誰に相談するか」「誰に知らせるか」を一覧表にして、役割分担をはっきりさせる方法です。読み方は「レイシー」です。
プロジェクト管理の分野で広く使われている手法です。インシデント対応では、「誰かがやっていると思っていた」という作業の抜けがよく起こります。RACIの表を作ると、担当が決まっていない作業や、決める人が二人いる作業を事前に見つけられます。
要点
- 説明責任者(A)は、1つの作業につき1人に限ります。
- インシデント対応では、「誰かがやっていると思っていた」という抜けを防ぎます。
- 机上演習で確認すると、役割の抜けや重なりが見つかります。
4つの役割
| 記号 | 役割 | 意味 |
|---|---|---|
| R | Responsible(実行責任者) | 実際に作業を行う人 |
| A | Accountable(説明責任者) | 最終的に決定し、責任を負う人 |
| C | Consulted(相談先) | 判断の前に意見を求められる人 |
| I | Informed(報告先) | 結果を知らされる人 |
インシデント対応での例
| 作業 | R | A | C | I |
|---|---|---|---|---|
| 個人情報保護委員会への速報 | 法務担当 | CISO | 顧問弁護士 | 社長 |
| 感染端末の隔離 | 情報システム担当 | インシデント・コマンダー | 保守ベンダー | CISO |
| 報道発表 | 広報担当 | 社長 | 法務、顧問弁護士 | 全従業員 |
実務のポイント
- プレイブックの各タスクにRACIを設定します。
- 説明責任者(A)が空欄の作業をなくします。
- 異動のたびに担当者名を更新します。
GuardPlanでできること
GuardPlanでは、タスクごとに担当者と承認者を設定できます。事故が起きたときに役割の割り当てがそのまま使えるため、「誰がやるのか」を決め直す時間を省けます。
関連用語
参考資料
執筆:GuardPlan編集部 最終更新日:2026年11月4日