説明責任(アカウンタビリティ)
せつめいせきにん / Accountability / 対応の流れ
説明責任とは、企業が自らの判断や行動について、その理由と経緯を、株主、従業員、取引先、社会などの関係者に説明する責任です。
英語:Accountability
「説明責任」の概要
説明責任は、会社が自分たちの判断や行動について、その理由と経緯を、株主や従業員、取引先、社会に説明する責任のことです。
不祥事が起きたとき、関係者が知りたいのは「何が起き、会社はどう対応し、今後どう防ぐのか」です。説明が遅れたり、根拠が示せなかったりすると、違反そのものよりも対応の姿勢が批判の対象になります。
要点
- 不祥事が起きたときは、何が起き、どう対応し、どう再発を防ぐかを説明することが求められます。
- 説明の根拠になるのは、対応の過程で残した記録です。
- 説明の相手によって、伝える内容と方法を変える必要があります。
説明の相手と内容
| 相手 | 主な内容 |
|---|---|
| 取締役会・監査役 | 事実、原因、対応の状況、経営への影響 |
| 従業員 | 事実の概要、再発防止策、通報者や協力者を守る方針 |
| 取引先・顧客 | 影響の範囲、対応と今後の見通し |
| 株主・社会 | 調査の結果、再発防止策、経営の責任の取り方 |
| 監督官庁 | 法令に基づく報告 |
説明責任を果たすための記録
後から説明を求められたとき、記憶やメールの断片では経緯を正確に示せません。いつ、誰が、何を根拠に判断したかを、対応の最中から記録しておくことが、説明責任を果たす前提になります。
情報開示のタイミング
「上場会社における不祥事対応のプリンシプル」は、把握の段階から再発防止策の実施の段階まで、経過に応じて迅速かつ的確に情報を開示することを求めています。調査がすべて終わるまで説明しない姿勢は、隠していると受け取られるおそれがあります。
実務のポイント
- 判断の都度、判断した人、日時、根拠を記録します。
- 説明の相手ごとに、伝える内容と担当者を決めます。
- わかっていることと、調査中のことを分けて説明します。
GuardPlanでできること
GuardPlanは受付から終結までの判断と承認を、日時と担当者とともに記録することを支援します。対応の経緯が時系列で残るため、取締役会や外部への説明の根拠として使えます。
関連用語
参考資料
執筆:GuardPlan編集部 最終更新日:2026年11月4日