再発防止策
さいはつぼうしさく / Recurrence Prevention Measures / 対応の流れ
再発防止策とはコンプライアンス違反の根本原因を取り除き、同じ違反や似た違反が再び起きないように、制度、業務の手順、組織の体制を見直す取り組みです。
英語:Recurrence Prevention Measures、Preventive Action
「再発防止策」の概要
再発防止策は、同じ違反が二度と起きないように、違反を許してしまった会社の仕組みや業務のやり方を見直す取り組みです。
違反は個人の問題に見えても、チェックの仕組みが弱い、業績の圧力が強い、問題を言い出しにくいなど、組織の側に背景があることが多くあります。再発防止策は、その背景まで掘り下げて対策を講じることが求められます。
要点
- 個人の責任追及で終わらせず、違反を許した仕組みの弱点を直すことが目的です。
- 研修や注意喚起だけの対策は、効果が限られます。
- 対策を実施した後に、効果が出ているかを確認します。
再発防止策を立てる手順
- 社内調査の結果から、違反が起きた直接の原因を整理する
- 直接の原因を生んだ背景(業務の手順、評価制度、職場の風土、チェックの仕組み)を分析する
- 背景ごとに対策を決め、担当者と期限を割り当てる
- 実施状況を記録し、一定期間の後に効果を確認する
効果の出やすい対策と出にくい対策
| 分類 | 例 |
|---|---|
| 仕組みを変える対策 | 承認の段階を増やす、職務を分ける、システムで入力を制限する、人事異動で担当を固定しない |
| 意識に頼る対策 | 研修、注意喚起、誓約書の提出 |
意識に頼る対策も必要ですが、それだけでは担当者が替わったときや忙しいときに効果が薄れます。仕組みを変える対策と組み合わせることが基本です。
上場会社に求められる水準
「上場会社における不祥事対応のプリンシプル」は、根本的な原因に即した実効性の高い再発防止策を策定し、迅速に実行することを求めています。組織の変更や社内規程の改訂は再発防止策の手段の一つであり、それだけで終わらせず、対策が業務に根付いているかを継続して確認することが重要です。
実務のポイント
- 再発防止策ごとに、どの原因に対応する策かを明記します。
- 実施から半年後など、効果を確認する時期を決めておきます。
- 確認の結果、効果が不十分な場合は対策を見直します。
GuardPlanでできること
GuardPlanは再発防止策をタスクとして登録し、担当者、期限、実施状況、効果の確認を記録することを支援します。過去の案件と再発防止策の記録が残るため、似た事案が起きたときに以前の対応を参照できます。
関連用語
参考資料
執筆:GuardPlan編集部 最終更新日:2026年11月4日