CCO(最高コンプライアンス責任者)
しーしーおー / Chief Compliance Officer / 体制と役割
CCOとは、企業のコンプライアンスの取り組み全体に責任を負う役員または責任者のことです。
英語:Chief Compliance Officer
「CCO」の概要
CCOは、会社のコンプライアンスの取り組み全体に責任を持つ役員または責任者です。
コンプライアンスの取り組みは法務、人事、内部監査など複数の部署にまたがります。責任者を明確にすることで、平時の施策を一貫して進め、重大な違反が起きたときに誰が指揮をとるかをはっきりさせます。
要点
- 日本では、法務担当役員や総務担当役員が兼ねる例が多くあります。
- コンプライアンスの方針と計画を立て、取締役会に運用状況を報告します。
- 重大な違反が起きたときは、調査と是正の指揮をとる立場になります。
主な役割
| 場面 | 役割 |
|---|---|
| 平時 | 方針と計画の策定、リスクの評価、研修、内部通報制度の運用の監督 |
| 有事 | 重大な事案の報告を受け、調査の体制と是正の方針を決め、経営陣と取締役会に報告する |
独立性の確保
CCOが営業部門などの事業部門の責任者を兼ねていると、業績と法令遵守が衝突したときに判断が偏るおそれがあります。社外取締役や監査役に直接報告できる経路を設け、事業部門から独立して判断できる立場を確保することが望まれます。
CISOとの関係
CISOは情報セキュリティ、CCOはコンプライアンス全般を担います。個人情報の漏えいのように両方に関わる事案では、役割分担を事前に決めておきます。
実務のポイント
- CCOの権限と報告経路を、規程で明確にします。
- CCOが不在のときに判断を代わる人を決めておきます。
- 取締役会への定期的な報告の頻度と内容を定めます。
GuardPlanでできること
GuardPlanは、コンプライアンス問題が発生しても、安全に解決まで導く「AIコンプライアンス事務局」です。
GuardPlanはCCOなどの責任者が、案件の対応状況を確認し、重要な判断を承認できるようにすることを支援します。承認の記録が残るため、取締役会への報告にも使えます。
関連用語
参考資料
- ISO 37301:2021 Compliance management systems — Requirements with guidance for use
- 株式会社東京証券取引所「コーポレートガバナンス・コード」
執筆:GuardPlan編集部 最終更新日:2026年11月4日