コンプライアンス委員会
こんぷらいあんすいいんかい / Compliance Committee / 体制と役割
コンプライアンス委員会とは、企業のコンプライアンスの方針や施策を審議し、重大な違反事案への対応を検討するために設けられる社内の会議体です。
英語:Compliance Committee
「コンプライアンス委員会」の概要
コンプライアンス委員会は、会社のコンプライアンスの方針を話し合い、重大な違反が起きたときの対応を検討する社内の会議体です。
法務、人事、内部監査など、複数の部署にまたがる判断を一か所で行うために設けられます。重大な事案では調査の体制や対外的な説明の方針を、委員会で検討してから経営判断につなげる企業が多くあります。
要点
- 委員長は社長やコンプライアンス担当役員が務め、法務、人事、内部監査などの責任者が委員になることが多くあります。
- 社外の弁護士や社外取締役を委員に加え、客観性を高める企業もあります。
- 法律で設置が義務づけられた機関ではなく、各社が任意に設けるものです。
主な役割
| 場面 | 役割 |
|---|---|
| 平時 | コンプライアンスの方針と年間計画の審議、研修の計画、内部通報の運用状況の確認 |
| 有事 | 重大な事案の報告を受け、調査の体制、是正措置、再発防止策、対外的な説明の方針を検討する |
取締役会・監査役との関係
コンプライアンス委員会は、執行側の会議体として位置づけられることが一般的です。審議の結果は取締役会に報告し、取締役会が監督します。監査役や監査等委員会は、委員会の運営を含めて、取締役の職務の執行を監査します。経営陣が関わる事案では、委員会ではなく取締役会や社外役員が主導する体制に切り替える必要があります。
形骸化を防ぐには
開催が年に数回の報告会にとどまると、重大な事案に機動的に対応できません。重大な事案が起きたときに臨時で招集する手順と、審議の結果を記録として残す運用を定めておきます。
実務のポイント
- 委員会の設置目的、構成、招集の手順を、規程で定めます。
- 重大な事案の基準を決め、該当する事案は速やかに委員会に報告します。
- 議事と決定事項を記録し、取締役会への報告に使います。
GuardPlanでできること
GuardPlanは重大な事案について、委員会への報告、検討の結果、承認を案件の記録として残すことを支援します。委員会で決まった是正措置や再発防止策を、担当者と期限を付けて管理できます。
関連用語
参考資料
- ISO 37301:2021 Compliance management systems — Requirements with guidance for use
- 株式会社東京証券取引所「コーポレートガバナンス・コード」
執筆:GuardPlan編集部 最終更新日:2026年11月4日