品質不正(検査データの改ざん)
ひんしつふせい / Quality Misconduct / 事案の種類
品質不正とは製品やサービスの品質に関して、検査データの改ざん、必要な検査の省略、顧客との約束と異なる仕様での出荷などを行うことです。
英語:Quality Misconduct、Data Falsification
「品質不正」の概要
品質不正は製品の検査データを書き換えたり、決められた検査をしなかったりして、品質を偽ることです。
品質不正は現場の判断で始まり、長年の慣行として続いていることが少なくありません。発覚すると、製品の回収や取引の停止につながるだけでなく、業界全体の信頼にも影響します。
要点
- 製造業を中心に、長年にわたって続いていた事例が相次いで明らかになっています。
- 現場の判断で始まり、慣行として引き継がれていることが多くあります。
- 顧客や消費者の安全に関わる場合は、製品の回収や監督官庁への報告が必要になります。
主な類型
| 類型 | 例 |
|---|---|
| データの改ざん | 規格を満たさない検査結果を、満たしたように書き換える |
| 検査の省略 | 決められた検査を行わずに、行ったことにする |
| 仕様の逸脱 | 顧客と取り決めた仕様と異なる材料や工程で製造する |
| 認証の不正 | 公的な認証の取得や維持のために、虚偽の書類を提出する |
長く続きやすい理由
品質不正の調査報告書では、厳しい納期や生産目標、品質保証部門の独立性の不足、過去からの慣行、「安全上の問題はない」という現場の判断などが原因として挙げられることが多くあります。不正が組織の中で当たり前になると、新しく来た人も疑問を持ちにくくなります。
発覚した後の対応
- 対象となる製品、期間、出荷先を特定する
- 安全への影響を評価し、顧客に連絡する
- 必要に応じて、製品の回収や監督官庁への報告を行う
- ほかの工場や製品に同じ問題がないかを調べる
実務のポイント
- 品質保証部門が製造部門から独立して判断できる体制にします。
- ほかの拠点で同じ問題がないかを、調査の範囲に含めます。
- 検査データの変更の履歴が残る仕組みを使います。
GuardPlanでできること
GuardPlanは品質不正の疑いについて、受付、調査、影響の範囲の確認、是正措置、再発防止策を案件として管理することを支援します。複数の拠点にまたがる調査も、案件ごとに担当者と期限を設定して進められます。
関連用語
参考資料
執筆:GuardPlan編集部 最終更新日:2026年11月4日