根本原因分析

こんぽんげんいんぶんせき / Root Cause Analysis / 対応の流れ

根本原因分析とはコンプライアンス違反や事故の直接の原因だけでなく、それを生んだ組織の仕組みや風土の問題まで掘り下げて特定する分析です。

英語:Root Cause Analysis(略称:RCA)

「根本原因分析」の概要

根本原因分析は違反や事故が「なぜ起きたのか」を、個人の行動だけでなく、組織の仕組みや風土まで掘り下げて調べることです。

違反をした人を処分しても、同じことが起きやすい環境が残っていれば、別の人が同じ違反を繰り返します。根本原因分析は再発防止策を実効性のあるものにするための前提となる作業です。

要点

  • 直接の原因(誰が何をしたか)で止めると、再発防止策が個人への注意にとどまります。
  • 業務の手順、チェックの仕組み、評価制度、経営の姿勢などを分析の対象にします。
  • 不祥事対応のプリンシプルは根本的な原因の究明を最初の原則に挙げています。

直接の原因と根本原因の違い

階層 例(経費の不正の場合)
直接の原因 担当者が架空の領収書で経費を精算した
仕組みの原因 上司が中身を見ずに承認していた、証憑の確認がなかった
組織の原因 承認者に確認の時間がない業務量、問題を指摘しにくい職場の雰囲気

主な分析の方法

  • 「なぜ」を繰り返して、原因を一段ずつ掘り下げる方法
  • 人、手順、仕組み、環境などの観点に分けて原因を洗い出す方法
  • 時系列で出来事を並べ、防げたはずの分岐点を特定する方法

分析で避けたいこと

分析が個人の性格や意識の問題で終わると、担当者が替わっても同じ違反が起きます。また、分析の担当者が当事者の部署に属していると、組織の問題を指摘しにくくなります。重大な事案では独立した立場の人が分析に加わることが望まれます。

実務のポイント

  • 分析の結果は原因ごとに再発防止策と結びつけて記録します。
  • 複数の事案に共通する原因がないかを、定期的に確かめます。
  • 重大な事案では経営の判断や組織の風土も分析の対象に含めます。

GuardPlanでできること

GuardPlanは案件ごとに分析した原因と、それに対応する再発防止策を記録することを支援します。過去の案件の記録を参照できるため、複数の事案に共通する原因を確かめる際にも使えます。

関連用語

参考資料

執筆:GuardPlan編集部 最終更新日:2026年11月4日

← 用語集トップへ戻る

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *