トリアージ

とりあーじ / Triage / 対応の基本

トリアージとは、報告されたインシデントの重大度と緊急度を判断し、対応の優先順位と担当者を決めることです。

英語:Triage

「トリアージ」の概要

発生したインシデントの深刻さと緊急度を見極め、対応の優先順位を決めることです。

もともとは、災害現場などで多数の負傷者の治療の優先順位を決める医療の言葉です。セキュリティの現場でも、警告や報告の数は多く、すべてに同じ力をかけることはできません。影響の大きさ(個人情報が含まれるか、業務が止まっているか)を基準に、すぐに経営層を巻き込むべきものと、担当部署で処理できるものを振り分けます。

要点

  • もとは災害医療で、治療の優先度を決める手法を指す言葉です。
  • 重大度の基準を事前に決めておくことで、担当者が迷わず判断できます。
  • 個人情報の有無と業務停止の有無は、重大度を判断する主要な材料です。

判断の材料

  • 影響を受けるシステムや業務の重要度
  • 個人情報、特に要配慮個人情報が含まれるか
  • 被害が拡大している途中か
  • 法令上の報告義務が生じる可能性があるか

重大度の基準の例

重大度 例 対応
高 個人情報の流出のおそれ、基幹業務の停止 直ちに指揮役と経営層へ報告。対策本部の設置を検討
中 一部の端末の感染。封じ込め済み 当日中に責任者へ報告
低 不審メールの受信のみ 窓口で記録し、注意喚起

トリアージが必要な理由

不審メールの報告や誤送信など、小さな事案は日常的に発生します。すべてに同じ人手をかけると、重大な事案への対応が遅れます。トリアージは、限られた人員を重大な事案に集中させるための判断です。

実務のポイント

  • 重大度の基準は、インシデント対応計画に明記します。
  • 判断の結果と理由を記録します。後から重大度が上がった場合の説明に使います。
  • 迷った場合は重大度を高く見積もり、状況が判明した時点で下げます。

GuardPlanでできること

GuardPlanは、聞き取った内容をもとに、個人情報の有無や業務への影響など、重大度の判断に必要な観点を整理して示します。重大度を決めるのは担当者ですが、判断の根拠と時刻が記録として残るため、後から重大度を見直した場合でも経緯を説明できます。

関連用語

参考資料

執筆:GuardPlan編集部 最終更新日:2026年11月4日

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