コンプライアンス・プログラム
こんぷらいあんす・ぷろぐらむ / Compliance Program / ガバナンスと企業文化
コンプライアンス・プログラムとは、企業が法令違反を防ぎ、早く発見し、適切に対応するために整える方針、規程、体制、研修、監視、通報、是正の仕組みの全体です。
英語:Compliance Program
「コンプライアンス・プログラム」の概要
コンプライアンス・プログラムは法令違反を防ぎ、見つけ、対応するために会社が整える仕組みの全体のことです。
規程や研修を個別に用意するだけでは、違反は防げません。リスクの評価から通報、調査、是正、見直しまでを一つの仕組みとしてつなげ、実際に機能しているかを確かめ続けることが求められます。
要点
- 方針や規程を作るだけでなく、それが実際に機能しているかを評価し、改善し続けることが求められます。
- 米国では、司法省が企業の刑事責任を判断する際に、コンプライアンス・プログラムの実効性を考慮しています。
- 国際規格としては、ISO 37301がコンプライアンス・マネジメントシステムの要求事項を定めています。
主な構成要素
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 経営の関与 | 経営トップの方針の表明、責任者の任命、資源の配分 |
| リスクの評価 | 事業や地域ごとに、違反が起きやすい分野を特定する |
| 方針と規程 | 行動規範、個別の規程(贈収賄、競争法、ハラスメントなど) |
| 研修と周知 | 役職員への研修、リスクの高い部署への重点的な教育 |
| 通報と調査 | 内部通報制度、社内調査の手順 |
| 是正と処分 | 違反への一貫した対応、再発防止策 |
| 監視と改善 | 内部監査、運用状況の評価、プログラムの見直し |
実効性を確かめる観点
- リスクの評価の結果が、研修や監査の重点に反映されているか
- 通報や違反の事案から学んだことが、プログラムの見直しにつながっているか
- 違反への対応が、役職の高低にかかわらず一貫しているか
実務のポイント
- リスクの評価を定期的に行い、結果を記録します。
- 通報と違反の事案の傾向を集計し、プログラムの見直しに使います。
- プログラムの運用状況を、取締役会に定期的に報告します。
GuardPlanでできること
GuardPlanは、コンプライアンス問題が発生しても、安全に解決まで導く「AIコンプライアンス事務局」です。
GuardPlanはコンプライアンス・プログラムのうち、通報の受付、調査、是正、再発防止策の管理を支援します。案件の記録を集計することで、プログラムの見直しの材料にも使えます。リスクの評価や研修の提供は、今後の対応を予定しています。
関連用語
参考資料
執筆:GuardPlan編集部 最終更新日:2026年11月4日