案件管理(ケースマネジメント)
あんけんかんり / Case Management / 調査と記録
案件管理とは通報や相談、コンプライアンス違反の疑いを1件ずつ案件として登録し、受付から調査、是正、終結までの担当者、期限、判断、記録を一元的に管理することです。
英語:Case Management
「案件管理」の概要
案件管理は通報や相談、違反の疑いを1件ずつ「案件」として登録し、受付から終結までの担当者、期限、判断、記録をまとめて管理することです。
内部通報やハラスメントの対応は、複数の部署と担当者が関わり、数か月に及ぶこともあります。案件ごとに情報をまとめて管理することで、対応の抜け漏れを防ぎ、後から経緯を説明できるようになります。
要点
- 対応の進み具合を、関係者が同じ情報で確認できるようにします。
- 通報者の情報など機密性の高い情報は、閲覧できる人を権限で限定します。
- 過去の案件の記録は似た事案への対応や、制度の運用状況の報告に使います。
案件として管理する主な項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受付 | 受付日時、受付経路、通報者の情報(匿名の場合を含む)、通報の内容 |
| 担当 | 調査の担当者、承認者、期限 |
| 調査 | 調査計画、ヒアリングの記録、確認した資料 |
| 判断 | 事実認定の結果、評価、承認の記録 |
| 措置 | 是正措置、処分、再発防止策と、その実施状況 |
| 終結 | 通報者への通知、終結の日時と理由 |
表計算ソフトやメールで管理する場合の課題
- 担当者の手元に情報が分散し、全体の進み具合が見えない
- 閲覧できる人を細かく制限できず、通報者の情報が広がるおそれがある
- 誰がいつ記録を変更したかが残らない
- 期限の管理を担当者の記憶に頼ることになる
案件の分類と集計
案件を事案の種類、部署、重大度で分類しておくと、件数や対応日数を集計できます。集計の結果は取締役会への報告や、研修の重点を決めるときの材料になります。
実務のポイント
- 案件の登録から終結までの手順と、各段階の期限の目安を決めます。
- 閲覧の権限を案件ごとに設定できるようにします。
- 四半期ごとなど定期的に、件数と対応日数を集計して報告します。
GuardPlanでできること
GuardPlanは通報や相談を案件として登録し、担当の割り当て、期限、調査、事実認定、承認、是正、終結までを一元的に管理することを支援します。案件ごとに閲覧の権限を設定でき、すべての操作が監査ログとして残ります。
関連用語
参考資料
執筆:GuardPlan編集部 最終更新日:2026年11月4日